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糖質OFFの最新~Part2~

[2021-11-26]

血糖値を整えるメリット

上がった血糖値を下げるのは、膵臓が分泌するインスリンというホルモン。その追加分泌が遅すぎたり、少な過ぎたり、効き目が悪かったりすると、食後高血糖が起こる。

食後高血糖が起こると、インスリンが遅れた分だけ後から大量に出る為、効き過ぎて血糖値が一気にダウン。このように血糖値が鋭く乱降下する状態が「血糖値スパイク」だ。

 

Part1でも綴ったメリットの続きをPart2でも綴っていきたいと思う。

 

がんリスクが下がる

日本人と2人に1人は生涯一度はがんになり、3人に1人はがんで死ぬ時代。老若男女を問わず、がんに対する準備は常にしておきたい。食後高血糖を放置すると、糖尿病に陥る可能性が高くなる。そして糖尿病になると、がんリスクが約20%上がるという気になるデータもある。食後高血糖によるインスリンの過剰な分泌、酸化ストレス、血糖値スパイクなどが、がん細胞の発生と関わるらしい。がん対策は基本は血糖値の適切な管理なのだ。

 

脳も若々しくなる

ある調査では30代の約半数が終活を意識しているとか。でも、先に備えたいのは認知症。65歳以上の高齢者6人に1人は認知症だ。血糖値スパイクのように血糖値の上下動が激しくなるほど、認知機能テストの成績は悪くなるという結果があるように、食後高血糖を抑えるという認知症予防につながる。一説によると、食後高血糖で過剰に分泌されるインスリンは、脳内で認知症を招くアルツハイマー病の一因であるアミロイドβを分解を妨げるという。

 

あなたも隠れ食後高血糖?!

食後高血糖も血糖値スパイクも、あなたの身体にとっては「いまそこにある危機。」思い立ったが吉日で、即座に対策を立ててほしい。

大きな地震なら、揺れる直前にスマホが大きなアラート音で知らせてくれるけれど、食後高血糖も血糖値スパイクも痛くも痒くもならない。深刻なエマージェンシーにも関わらず、初期段階では自覚症状は全くと言っていほどないのだ。無自覚ゆえに放置されやすく、気付いた時には心身に長年ダメージが蓄積しているケースも少なくない。

中国で行われた大規模な調査では、2人に1人が高血糖。多くがそれと気づかない”隠れ食後高血糖”だったという報告があります。

 

次回は、隠れ食後高血糖を招く糖質過多など悪しき生活習慣や、食後高血糖のサインなどをチェックしていこうと思う。

 

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